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(薬品営業並薬品取扱規則中改正法律)
法令番号: 法律第三十五號
公布年月日: 明治40年4月10日
法令の形式: 法律
被改正法
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改正:
薬品営業並薬品取扱規則
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル藥品營業竝藥品取扱規則中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十年四月九日
內閣總理大臣 侯爵 西園寺公望
內務大臣 原敬
法律第三十五號
藥品營業竝藥品取扱規則中左ノ通改正ス
第十五條ノ二
藥劑師ハ正當ノ事故ナクシテ指定藥品ノ販賣ヲ拒ムコトヲ得ス
第二十六條及第二十七條第一項中「販賣若クハ授與」ヲ「製造、貯藏、陳列、販賣又ハ授與」ニ改メ左ノ但書ヲ加フ
但命令ニ別段ノ規定アル場合ハ此限ニ在ラス
第二十七條第二項ヲ削ル
第三十二條ノ二
第三十七條ノ三ニ揭クル藥種商ニ使用セラルル藥劑師ハ指定藥品ノ容器又ハ包紙ニ藥局方ノ所定ニ適合スルコトノ證明ヲ記シ之ニ自己ノ住所氏名ヲ附記スヘシ
第三十七條ノ二
藥劑師ニ非サレハ指定藥品ヲ販賣又ハ授與スルコトヲ得ス但藥劑師藥種商製藥者間ニ在リテハ此限ニ在ラス
醫師カ第四十三條ニ依リ指定藥品ヲ販賣授與スルハ前項ノ限ニ在ラス
第三十七條ノ三
命令ノ定ムル所ニ從ヒ藥劑師ヲ使用スル藥種商ハ指定藥品ヲ販賣又ハ授與スルコトヲ得但第三十二條ノ二ニ依リ其藥品ノ容器又ハ包紙ニ藥劑師ノ證明アルモノニ限ル
第三十七條ノ四
土地ノ狀況ニ依リ地方長官ハ期間及營業所所在地ヲ定メ藥種商ニ指定藥品ノ販賣授與ヲ許可スルコトヲ得但其藥品ハ藥劑師又ハ前條ノ藥種商ヨリ得タルコトノ證明アルモノニ限ル
第三十七條ノ五
第十五條ノ二ノ規定ハ前二條ニ揭クル藥種商ニ之ヲ準用ス
第三十八條ノ二
何レノ藥局方ニモ記載セサル藥品ニシテ衞生上危害ヲ生スルノ虞アリト認メタルモノハ行政官廳ニ於テ其製造、貯藏、陳列、販賣又ハ授與ヲ禁止スルコトヲ得
前項ノ場合ニ於テ行政官廳ハ藥品ノ所有者若クハ所持者ヲシテ之ヲ廢棄セシメ又ハ直接ニ之ヲ廢棄シ其他必要ナル處分ヲ爲スコトヲ得但所有者又ハ所持者ニ於テ衞生上危害ヲ生スルノ虞ナキ方法ニ依リ處置センコトヲ請フトキハ之ヲ許可スルコトヲ得
藥局方ノ所定ニ適合セサル藥品アルトキ亦前項ニ同シ
第三十八條ノ三
此規則ニ於テ指定藥品ト稱スルハ內務大臣ノ指定シタル藥品ヲ謂フ
第三十九條
左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ四百圓以下ノ罰金ニ處ス
一
藥品ノ容器又ハ包紙ニ虛僞ノ記入ヲ爲シタル者
二
第二十六條又ハ第二十七條ニ違背シタル者
三
第三十八條ノ二第一項ノ禁止ヲ犯シタル者
第三十九條ノ二
左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ二百圓以下ノ罰金ニ處ス
一
藥劑師ノ免狀ヲ受ケス又ハ其業務ノ禁止停止ノ處分ニ違背シテ藥劑師ノ業ヲ爲シタル者
二
第三十七條ノ二第一項第三十七條ノ三又ハ第三十七條ノ四ニ違背シタル者
第三十九條ノ三
左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ百圓以下ノ罰金ニ處ス
一
藥劑師ニシテ第十四條第一項ニ違背シ又ハ誤リテ調劑ヲ爲シタル者
二
第十六條第十八條第二十二條第二十五條又ハ第三十條第一項ニ違背シタル者
三
藥劑師ニシテ藥品ノ容器又ハ包紙ニ誤記ヲ爲シ又ハ事實ヲ知ラスシテ藥局方ノ所定ニ適合セサル藥品ヲ貯藏、陳列、販賣若クハ授與シタル者
四
第三十七條ノ三ニ揭クル藥種商ニシテ事實ヲ知ラスシテ藥局方ノ所定ニ適合セサル指定藥品ヲ貯藏、陳列、販賣又ハ授與シタル者
當該官吏若クハ行政官廳ノ命ヲ受ケテ公務ヲ行フ者ノ尋問ニ對シ虛僞ノ答辯ヲ爲シ又ハ其職務執行ヲ拒ミ若クハ之ヲ忌避シ若クハ之ニ支障ヲ加ヘタル者ハ罰前項ニ同シ但其刑法ニ正條アルモノハ刑法ニ依ル
第三十九條ノ四
左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ五十圓以下ノ罰金ニ處ス
一
藥種商若クハ製藥者ノ免許ヲ受ケス又ハ業務ノ禁止若クハ停止ノ處分ニ違背シテ藥種商又ハ製藥者ノ業ヲ爲シタル者
二
第三十八條ノ二第二項又ハ第三項ノ命ヲ受ケテ指定ノ期間內ニ之ヲ履行セサル者
第四十條中「第十四條第一項」ヲ削ル
第四十一條中「第十五條」ノ下ニ「第十五條ノ二」、「第三十七條」ノ下ニ「第三十七條ノ五」ヲ加ヘ「第二十一條第二十四條」ヲ削ル
第四十一條ノ二
此規則又ハ此規則ニ基キテ發スル命令ニ違背シタル者ニハ刑法ノ減輕、再犯加重及數罪俱發ノ例ヲ用井ス
第四十一條ノ三
當業者カ未成年者又ハ禁治產者ナルトキハ此規則又ハ此規則ニ基キテ發スル命令ノ規定ニ依リ之ニ適用スヘキ罰則ハ之ヲ法定代理人ニ適用ス但其業務ニ關シ成年者ト同一ノ能力ヲ有スル未成年者ニ付テハ此限ニ在ラス
第四十一條ノ四
當業者ハ其代理人、戶主、家族、同居者、雇人其他ノ從業者ニシテ其業務ニ關シ此規則又ハ此規則ニ基キテ發スル命令ニ違背シタルトキハ自己ノ指揮ニ出テサルノ故ヲ以テ處罰ヲ免ルルコトヲ得ス
第四十一條ノ五
前三條ノ規定ハ醫師カ第四十三條ニ違背シタル場合ニ之ヲ準用ス
第四十一條ノ六
明治三十三年法律第五十二號ノ規定ハ此規則又ハ此規則ニ基キテ發スル命令ニ依ル犯罪ニ之ヲ準用ス
第四十一條ノ七
當該官吏又ハ行政官廳ノ命ヲ受ケテ公務ヲ行フ者此規則ノ執行ニ關シ不正ノ所爲アルトキハ一年以下ノ重禁錮ニ處シ四十圓以下ノ罰金ヲ附加ス但其刑法ニ正條アルモノハ刑法ニ依ル
行政官廳ノ命ヲ受ケテ公務ヲ行フ者此規則ノ執行ニ關シ人ノ囑託ヲ受ケ賄賂ヲ收受シ又ハ之ヲ聽許シタル者ハ刑法第二百八十四條ノ例ニ照シテ處斷ス
第四十六條中「醫科大學藥學科」ノ下ニ「、官立公立醫學專門學校藥學科」ヲ加フ
第四十六條ノ二
藥劑師其業務ニ關シ犯罪又ハ不正ノ所爲アルトキハ內務大臣ハ中央衞生會ノ審議ヲ經テ其業務ヲ禁止シ又ハ停止スルコトヲ得藥劑師ニシテ瘋癲白痴ト爲リ其他其業務ヲ營ムニ堪ヘスト認メタルトキ亦同シ
藥種商又ハ製藥者其業務ニ關シ犯罪又ハ不正ノ所爲アルトキハ地方長官ハ其業務ヲ禁止シ又ハ停止スルコトヲ得
內務大臣ハ中央衞生會ノ審議ヲ經テ藥劑師ノ業務ノ禁止又ハ停止ヲ解クコトヲ得
地方長官ハ藥種商又ハ製藥者ノ業務ノ禁止又ハ停止ヲ解クコトヲ得
第四十六條ノ三
此規則中地方長官ニ屬スル職權ハ東京府ニ在リテハ警視總監之ヲ行フ
第四十六條ノ四
此規則中醫師ニ關スル規定ハ齒科醫師及獸醫ニ之ヲ適用ス
附 則
本法ハ明治四十一年一月一日ヨリ之ヲ施行ス
免許ヲ得テ五箇年以上藥種商ト爲リ本法施行ノ際現ニ其業ヲ營ム者ハ法人ヲ除クノ外本法施行後ト雖指定藥品ヲ販賣又ハ授與スルコトヲ得但本法施行後六箇月以內ニ地方長官ニ其旨ヲ屆出テタル者ニ限ル
第十五條ノ二及第三十九條ノ三第一項第四號ノ規定ハ前項但書ノ屆出ヲ爲シタル藥種商ニ之ヲ準用ス
第二項但書ノ屆出ヲ爲シタル藥種商ニシテ正當ノ事故ナクシテ指定藥品ノ販賣ヲ拒ミタルモノハ罰第四十一條ニ同シ
第二項但書ノ屆出ヲ爲シタル者ヲ除クノ外本法施行ノ際現ニ營業スル藥種商ニハ本法施行ノ日ヨリ三箇年ヲ限リ第三十七條ノ二ヲ適用セス
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル薬品営業並薬品取扱規則中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十年四月九日
内閣総理大臣 侯爵 西園寺公望
内務大臣 原敬
法律第三十五号
薬品営業並薬品取扱規則中左ノ通改正ス
第十五条ノ二
薬剤師ハ正当ノ事故ナクシテ指定薬品ノ販売ヲ拒ムコトヲ得ス
第二十六条及第二十七条第一項中「販売若クハ授与」ヲ「製造、貯蔵、陳列、販売又ハ授与」ニ改メ左ノ但書ヲ加フ
但命令ニ別段ノ規定アル場合ハ此限ニ在ラス
第二十七条第二項ヲ削ル
第三十二条ノ二
第三十七条ノ三ニ掲クル薬種商ニ使用セラルル薬剤師ハ指定薬品ノ容器又ハ包紙ニ薬局方ノ所定ニ適合スルコトノ証明ヲ記シ之ニ自己ノ住所氏名ヲ附記スヘシ
第三十七条ノ二
薬剤師ニ非サレハ指定薬品ヲ販売又ハ授与スルコトヲ得ス但薬剤師薬種商製薬者間ニ在リテハ此限ニ在ラス
医師カ第四十三条ニ依リ指定薬品ヲ販売授与スルハ前項ノ限ニ在ラス
第三十七条ノ三
命令ノ定ムル所ニ従ヒ薬剤師ヲ使用スル薬種商ハ指定薬品ヲ販売又ハ授与スルコトヲ得但第三十二条ノ二ニ依リ其薬品ノ容器又ハ包紙ニ薬剤師ノ証明アルモノニ限ル
第三十七条ノ四
土地ノ状況ニ依リ地方長官ハ期間及営業所所在地ヲ定メ薬種商ニ指定薬品ノ販売授与ヲ許可スルコトヲ得但其薬品ハ薬剤師又ハ前条ノ薬種商ヨリ得タルコトノ証明アルモノニ限ル
第三十七条ノ五
第十五条ノ二ノ規定ハ前二条ニ掲クル薬種商ニ之ヲ準用ス
第三十八条ノ二
何レノ薬局方ニモ記載セサル薬品ニシテ衛生上危害ヲ生スルノ虞アリト認メタルモノハ行政官庁ニ於テ其製造、貯蔵、陳列、販売又ハ授与ヲ禁止スルコトヲ得
前項ノ場合ニ於テ行政官庁ハ薬品ノ所有者若クハ所持者ヲシテ之ヲ廃棄セシメ又ハ直接ニ之ヲ廃棄シ其他必要ナル処分ヲ為スコトヲ得但所有者又ハ所持者ニ於テ衛生上危害ヲ生スルノ虞ナキ方法ニ依リ処置センコトヲ請フトキハ之ヲ許可スルコトヲ得
薬局方ノ所定ニ適合セサル薬品アルトキ亦前項ニ同シ
第三十八条ノ三
此規則ニ於テ指定薬品ト称スルハ内務大臣ノ指定シタル薬品ヲ謂フ
第三十九条
左ノ各号ノ一ニ該当スル者ハ四百円以下ノ罰金ニ処ス
一
薬品ノ容器又ハ包紙ニ虚偽ノ記入ヲ為シタル者
二
第二十六条又ハ第二十七条ニ違背シタル者
三
第三十八条ノ二第一項ノ禁止ヲ犯シタル者
第三十九条ノ二
左ノ各号ノ一ニ該当スル者ハ二百円以下ノ罰金ニ処ス
一
薬剤師ノ免状ヲ受ケス又ハ其業務ノ禁止停止ノ処分ニ違背シテ薬剤師ノ業ヲ為シタル者
二
第三十七条ノ二第一項第三十七条ノ三又ハ第三十七条ノ四ニ違背シタル者
第三十九条ノ三
左ノ各号ノ一ニ該当スル者ハ百円以下ノ罰金ニ処ス
一
薬剤師ニシテ第十四条第一項ニ違背シ又ハ誤リテ調剤ヲ為シタル者
二
第十六条第十八条第二十二条第二十五条又ハ第三十条第一項ニ違背シタル者
三
薬剤師ニシテ薬品ノ容器又ハ包紙ニ誤記ヲ為シ又ハ事実ヲ知ラスシテ薬局方ノ所定ニ適合セサル薬品ヲ貯蔵、陳列、販売若クハ授与シタル者
四
第三十七条ノ三ニ掲クル薬種商ニシテ事実ヲ知ラスシテ薬局方ノ所定ニ適合セサル指定薬品ヲ貯蔵、陳列、販売又ハ授与シタル者
当該官吏若クハ行政官庁ノ命ヲ受ケテ公務ヲ行フ者ノ尋問ニ対シ虚偽ノ答弁ヲ為シ又ハ其職務執行ヲ拒ミ若クハ之ヲ忌避シ若クハ之ニ支障ヲ加ヘタル者ハ罰前項ニ同シ但其刑法ニ正条アルモノハ刑法ニ依ル
第三十九条ノ四
左ノ各号ノ一ニ該当スル者ハ五十円以下ノ罰金ニ処ス
一
薬種商若クハ製薬者ノ免許ヲ受ケス又ハ業務ノ禁止若クハ停止ノ処分ニ違背シテ薬種商又ハ製薬者ノ業ヲ為シタル者
二
第三十八条ノ二第二項又ハ第三項ノ命ヲ受ケテ指定ノ期間内ニ之ヲ履行セサル者
第四十条中「第十四条第一項」ヲ削ル
第四十一条中「第十五条」ノ下ニ「第十五条ノ二」、「第三十七条」ノ下ニ「第三十七条ノ五」ヲ加ヘ「第二十一条第二十四条」ヲ削ル
第四十一条ノ二
此規則又ハ此規則ニ基キテ発スル命令ニ違背シタル者ニハ刑法ノ減軽、再犯加重及数罪俱発ノ例ヲ用井ス
第四十一条ノ三
当業者カ未成年者又ハ禁治産者ナルトキハ此規則又ハ此規則ニ基キテ発スル命令ノ規定ニ依リ之ニ適用スヘキ罰則ハ之ヲ法定代理人ニ適用ス但其業務ニ関シ成年者ト同一ノ能力ヲ有スル未成年者ニ付テハ此限ニ在ラス
第四十一条ノ四
当業者ハ其代理人、戸主、家族、同居者、雇人其他ノ従業者ニシテ其業務ニ関シ此規則又ハ此規則ニ基キテ発スル命令ニ違背シタルトキハ自己ノ指揮ニ出テサルノ故ヲ以テ処罰ヲ免ルルコトヲ得ス
第四十一条ノ五
前三条ノ規定ハ医師カ第四十三条ニ違背シタル場合ニ之ヲ準用ス
第四十一条ノ六
明治三十三年法律第五十二号ノ規定ハ此規則又ハ此規則ニ基キテ発スル命令ニ依ル犯罪ニ之ヲ準用ス
第四十一条ノ七
当該官吏又ハ行政官庁ノ命ヲ受ケテ公務ヲ行フ者此規則ノ執行ニ関シ不正ノ所為アルトキハ一年以下ノ重禁錮ニ処シ四十円以下ノ罰金ヲ附加ス但其刑法ニ正条アルモノハ刑法ニ依ル
行政官庁ノ命ヲ受ケテ公務ヲ行フ者此規則ノ執行ニ関シ人ノ嘱託ヲ受ケ賄賂ヲ収受シ又ハ之ヲ聴許シタル者ハ刑法第二百八十四条ノ例ニ照シテ処断ス
第四十六条中「医科大学薬学科」ノ下ニ「、官立公立医学専門学校薬学科」ヲ加フ
第四十六条ノ二
薬剤師其業務ニ関シ犯罪又ハ不正ノ所為アルトキハ内務大臣ハ中央衛生会ノ審議ヲ経テ其業務ヲ禁止シ又ハ停止スルコトヲ得薬剤師ニシテ瘋癲白痴ト為リ其他其業務ヲ営ムニ堪ヘスト認メタルトキ亦同シ
薬種商又ハ製薬者其業務ニ関シ犯罪又ハ不正ノ所為アルトキハ地方長官ハ其業務ヲ禁止シ又ハ停止スルコトヲ得
内務大臣ハ中央衛生会ノ審議ヲ経テ薬剤師ノ業務ノ禁止又ハ停止ヲ解クコトヲ得
地方長官ハ薬種商又ハ製薬者ノ業務ノ禁止又ハ停止ヲ解クコトヲ得
第四十六条ノ三
此規則中地方長官ニ属スル職権ハ東京府ニ在リテハ警視総監之ヲ行フ
第四十六条ノ四
此規則中医師ニ関スル規定ハ歯科医師及獣医ニ之ヲ適用ス
附 則
本法ハ明治四十一年一月一日ヨリ之ヲ施行ス
免許ヲ得テ五箇年以上薬種商ト為リ本法施行ノ際現ニ其業ヲ営ム者ハ法人ヲ除クノ外本法施行後ト雖指定薬品ヲ販売又ハ授与スルコトヲ得但本法施行後六箇月以内ニ地方長官ニ其旨ヲ届出テタル者ニ限ル
第十五条ノ二及第三十九条ノ三第一項第四号ノ規定ハ前項但書ノ届出ヲ為シタル薬種商ニ之ヲ準用ス
第二項但書ノ届出ヲ為シタル薬種商ニシテ正当ノ事故ナクシテ指定薬品ノ販売ヲ拒ミタルモノハ罰第四十一条ニ同シ
第二項但書ノ届出ヲ為シタル者ヲ除クノ外本法施行ノ際現ニ営業スル薬種商ニハ本法施行ノ日ヨリ三箇年ヲ限リ第三十七条ノ二ヲ適用セス
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