官国幣社の経費を国庫から支弁することを明確に規定するための法案である。現在も国庫から補助を行い、その一部を積立金として将来の神社維持に充てる仕組みとなっているが、国家が祭粢を供するという趣旨を明確にするため提案された。金額は現在国庫から支弁している額と同等で、新たな経費増加を伴うものではない。本法案は、官国幣社を国家が祭るという趣旨を明確化することを目的としている。
参照した発言: 第22回帝国議会 衆議院 本会議 第16号