北海道では従来、官吏である戸長が租税外の国庫収入を徴収していたが、一級町村制・二級町村制の施行により戸長制度が廃止された。その結果、山林の木の払下げ代金などの租税外収入を納めるには、遠方の支庁まで出向かねばならず不便となっている。そこで、町村が直接これらの収入を徴収できるよう法的整備を行うため、本法案を提出することとした。
参照した発言: 第21回帝国議会 衆議院 本会議 第11号