現行の鎮守府造船材料資金会計法を改正するもので、造船材料の貯蓄と資金の特別会計という基本精神は維持している。改正の要点は二つあり、一つは「鎮守府」を「海軍」に改めることで、これは造船材料が鎮守府以外でも使用されるためである。もう一つは資金の増額で、舞鶴鎮守府新設や軍艦水雷艇の増加、艦艇補充基金法の制定に伴う造船事業の発達に対応するためである。ただし、普通財源からの増額は困難なため、決算上の過剰額を活用して段階的に増額を図る方針である。
参照した発言:
第16回帝国議会 衆議院 本会議 第17号