会計検査院の事務章程改正に伴い、検査官の定員を32名から20名に削減する法案である。従来は三部制の下で課を設け、検査官が課長として検査官補の実施した検査結果を査閲する仕組みであったが、新制度では検査官自らが事務を担当し、検査官補は課長を補佐する次長的な立場として事務を整理する体制に改めることで、より効率的な事務執行が可能となる。この組織改編により、検査官を20名に減員しても業務上の支障がないと判断したものである。
参照した発言: 第14回帝国議会 貴族院 本会議 第15号