農工銀行の貸付区域を拡大する必要性と、農工銀行の債券発行が十分でないために資産金の供給が不足している現状を改善することが目的である。そのため、勧業銀行との連携を図り、地方の農工業向けの貸付資本を充実させる方策を新たに加えることとした。また、債券発行が十分にできていない状況を踏まえ、補助の年限を延長する必要性も認められた。これらの改正により、農工銀行の機能を強化し、地方の農工業への資金供給の円滑化を図るものである。
参照した発言: 第14回帝国議会 衆議院 本会議 第25号