日清戦争の賠償金の残額から、非常準備金として5000万円を積み立てることについて、当初は硬貨での積立を考えていたが、両院からの建議を受けて方針を変更し、教育基金、災害準備基金、軍艦水雷艇補充基金の3つの基金を設立することとした。教育基金については、その利子を主に小学校教員の奨励金として普通教育費用に充てることを目的とし、公債証書での運用を計画している。具体的な教員奨励に関する方法は勅令で定めることとしている。
参照した発言: 第13回帝国議会 貴族院 本会議 第34号