地租改正以来、市街宅地と郡村宅地の間で発展状況に変化が生じているにもかかわらず、課税区分が当初のままとなっている。例えば、宇都宮のような大市街が郡村宅地として扱われる一方、奥州の寒村が市街宅地として高率の課税を受けるなど、不公平が生じている。この法案は、そうした課税上の不均衡を是正し、実態に即した公平な課税を実現することを目的としている。
参照した発言: 第13回帝国議会 貴族院 本会議 第10号