現行の台湾銀行条例では、一覧払手形は金貨での支払いが必要で額面も5円以上と定められているが、台湾では実際の取引がすべて銀貨で行われ金貨が存在しない。このため銀行は金を借り入れ銀の財産を持つことになり、銀価下落時に多大な損失を被るリスクがある。また5円という額面は大きすぎるため、銀行の金融円滑化機能が阻害されている。そこで一覧払手形を銀貨建てにし、額面も1円以上に引き下げることで、台湾の金融を円滑化させることを目的とする。
参照した発言: 第13回帝国議会 衆議院 本会議 第24号