台湾総督府地方官官制
法令番号: 勅令第百五十二號
公布年月日: 明治30年5月27日
法令の形式: 勅令
朕臺灣總督府地方官官制ノ改正ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十年五月三日
內閣總理大臣臨時代理 樞密院議長 伯爵 黑田淸隆
拓殖務大臣 子爵 高島鞆之助
勅令第百五十二號
臺灣總督府地方官官制
第一條 臺灣ニ臺北縣、新竹縣、臺中縣、嘉義縣、臺南縣、鳳山縣、宜蘭廳、臺東廳及澎湖廳ヲ置ク其ノ位置及管轄區域ハ臺灣總督之ヲ定ム
第二條 各縣ニ左ノ職員ヲ置ク
知事
書記官
警部長
稅務官
技師
典獄
警視
技手
警部
看守長
監獄書記
通譯
第三條 各廳ニ左ノ職員ヲ置ク但シ臺東廳、澎湖廳ニハ當分ノ內財務長ヲ置カス
廳長
書記官
財務長
警視
技手
警部
看守長
監獄書記
通譯
第四條 知事ハ一人勅任トス
第五條 廳長ハ一人奏任トス
第六條 書記官ハ各縣二人各廳一人奏任トス
第七條 警部長、財務長、稅務官及典獄ハ各一人奏任トス
警視ハ奏任トシ各縣各廳ヲ通シテ二十人ヲ以テ定員トス
第八條 屬、警部、看守長、監獄書記及通譯ハ判任トシ各縣各廳ヲ通シテ千二百人ヲ以テ定員トス其ノ各縣各廳ノ定員ハ臺灣總督之ヲ定メ其ノ各官ノ定員ハ臺灣總督ノ認可ヲ經テ知事、廳長之ヲ定ム
第九條 技師ハ縣、技手ハ縣又ハ廳ノ須要ニ依リ俸給豫算定額內ニ於テ適宜之ヲ置クコトヲ得
第十條 知事、廳長ハ臺灣總督ノ指揮監督ヲ承ケ法律命令ヲ執行シ部內ノ行政事務ヲ管理ス
第十一條 知事、廳長ハ部內ノ行政事務ニ付其ノ職權若ハ特別ノ委任ニ依リ管內一般又ハ其ノ一部ニ縣令、廳令ヲ發スルコトヲ得
第十二條 知事、廳長ハ辨務署長ノ處分若ハ命令ノ成規ニ違ヒ公益ヲ害シ又ハ權限ヲ犯スモノアリト認ムルトキハ其ノ處分若ハ命令ヲ取消シ又ハ停止スルコトヲ得
第十三條 知事、廳長ハ非常急變ニ際シ兵力ヲ要スルトキハ其ノ附近地ノ旅團長若ハ守備隊長ニ出兵ヲ要求スルコトヲ得
第十四條 知事、廳長ハ所部ノ官吏ヲ監督シ奏任官ノ功過ハ臺灣總督ニ具狀シ判任官以下ノ進退ハ之ヲ專行ス
第十五條 知事、廳長ハ所部ノ奏任官ノ懲戒ヲ臺灣總督ニ具狀シ判任官以下ハ之ヲ專行ス
第十六條 知事、廳長ハ廳中處務ノ細則ヲ設クルコトヲ得
第十七條 知事、廳長事故アルトキハ上席高等官其ノ職務ヲ代理ス
知事、廳長ハ縣、廳ノ官吏ヲシテ其ノ事務ノ一部ヲ臨時代理セシムルコトヲ得
第十八條 知事、廳長ハ臺灣總督ノ認可ヲ經テ其ノ職權ニ屬スル事務ノ一部ヲ辨務署長ニ委任スルコトヲ得
第十九條 各縣ニ知事官房、內務部、財務部、警察部及監獄署各廳ニ庶務課、財務課、警察課及監獄署ヲ置ク其ノ事務ノ分掌ハ知事、廳長臺灣總督ノ認可ヲ經テ之ヲ定ム但シ臺東廳、澎湖廳ニハ當分ノ內財務課ヲ置カス庶務課ニ於テ其ノ事務ヲ掌理ス
第二十條 縣ニ在テハ書記官ノ一人ハ內務部長、一人ハ財務部長、警部長ハ警察部長、典獄ハ監獄署長トナリ知事ノ命ヲ承ケ所部ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ監督ス稅務官ハ財務部ニ屬シ租稅ニ關スル事務ヲ掌理ス
廳ニ在テハ書記官ハ庶務課長警視ノ內一人ハ警察課長、財務長ハ財務課長トナリ廳長ノ命ヲ承ケ所部ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ監督ス
第二十一條 縣ニ在テハ各部長又ハ監獄署長事故アルトキハ知事ニ於テ縣官吏ノ一人ヲシテ其ノ事務ヲ代理セシメ廳ニ在テハ各課長又ハ監獄署長事故アルトキハ廳長ニ於テ廳官吏ノ一人ヲシテ其ノ事務ヲ代理セシム
第二十二條 屬ハ縣ニ在テハ知事官房、內務部又ハ財務部ニ屬シ廳ニ在テハ庶務課又ハ財務課ニ屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ從事ス
第二十三條 警部ハ警察部、警察課又ハ警察署若ハ警察分署ニ屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ事務ヲ分掌シ部下ノ巡査ヲ指揮監督ス
第二十四條 看守長ハ監獄署又ハ監獄支署ニ屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ監獄ノ戒護ヲ掌リ看守ヲ指揮監督ス
廳ニ在テハ看守長ヲ以テ監獄署長ニ充ツ
第二十五條 監獄書記ハ監獄署又ハ監獄支署ニ屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ從事ス
第二十六條 通譯ハ縣、廳ノ各部、課及其ノ他ノ官署ニ分屬シ上官ノ指揮ヲ承ケ通譯ニ從事ス
第二十七條 縣、廳內須要ノ地ニ警察署ヲ置ク其ノ位置、名稱及管轄區域ハ臺灣總督之ヲ定ム
知事、廳長ハ必要ト認ムルトキハ臺灣總督ノ認可ヲ經テ警察署ノ下ニ警察分署ヲ置クコトヲ得
第二十八條 警察署長ハ警視又ハ警部、警察分署長ハ警部ヲ以テ之ニ充ツ
警察署長、警察分署長ハ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ署主管ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ監督ス
第二十九條 巡査及看守ニ關スル規程ハ別ニ之ヲ定ム
第三十條 知事、廳長ハ必要ト認ムルトキハ臺灣總督ノ認可ヲ經テ監獄署ノ下ニ監獄支署ヲ置クコトヲ得
監獄支署長ハ看守長ヲ以テ之ニ充ツ
監獄支署長ハ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ署主管ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ監督ス
第三十一條 縣、廳職員ノ外警察醫及監獄醫ヲ置キ判任官ノ待遇トス
第三十二條 縣、廳ニ參事ヲ置クコトヲ得
參事ハ各縣各廳五人以內トシ奏任官ノ待遇トス
參事ハ縣、廳管轄內ニ居住シ學識、名望アル者ニ就キ拓殖務大臣ヲ經テ臺灣總督之ヲ奏薦宣行ス
第三十三條 參事ハ地方ノ行政事務ニ關シ知事、廳長ノ諮問ニ對シ意見ヲ述フルモノトス
參事ハ知事、廳長ノ命ヲ承ケ事務ニ從事スルコトアルヘシ
第三十四條 縣、廳內須要ノ地ニ辨務署ヲ置ク其ノ位置、名稱及管轄區域ハ臺灣總督之ヲ定ム
第三十五條 各辨務署ニ左ノ職員ヲ置ク
署長
主記
第三十六條 署長ハ一人奏任又ハ判任トス
第三十七條 主記ハ判任トシ各辨務署ヲ通シテ六百人ヲ以テ定員トス其ノ各縣各廳下ノ定員ハ臺灣總督之ヲ定メ其ノ各辨務署ノ定員ハ知事、廳長之ヲ定ム
第三十八條 署長ハ知事、廳長ノ指揮監督ヲ承ケ法律命令ヲ執行シ部內ノ行政事務ヲ掌理ス
第三十九條 署長ハ必要アルトキハ憲兵又ハ警察官吏ノ出張ヲ要求スルコトヲ得
第四十條 署長ハ部下ノ官吏ヲ監督シ其ノ進退、功過ヲ知事、廳長ニ具狀ス
第四十一條 署長ハ部內ノ街、庄、社長ヲ監督シ其ノ進退及成績ヲ知事、廳長ニ具狀ス
第四十二條 署長事故アルトキハ上席主記ヲシテ其ノ職務ヲ代理セシムルコトヲ得
署長ハ部下ノ官吏ヲシテ其ノ事務ノ一部ヲ臨時代理セシムルコトヲ得
第四十三條 主記ハ署長ノ命ヲ承ケ庶務ニ從事ス
第四十四條 辨務署ニ參事ヲ置クコトヲ得
參事ハ各署五人以內トシ判任官ノ待遇トス
參事ハ辨務署管轄內ニ居住シ學識、名望アル者ニ就キ知事、廳長之ヲ命ス
第四十五條 參事ハ部內ノ行政事務ニ關シ署長ノ諮問ニ對シ意見ヲ述フルモノトス
參事ハ署長ノ指揮ヲ承ケ事務ニ從事スルコトアルヘシ
朕台湾総督府地方官官制ノ改正ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十年五月三日
内閣総理大臣臨時代理 枢密院議長 伯爵 黒田清隆
拓殖務大臣 子爵 高島鞆之助
勅令第百五十二号
台湾総督府地方官官制
第一条 台湾ニ台北県、新竹県、台中県、嘉義県、台南県、鳳山県、宜蘭庁、台東庁及澎湖庁ヲ置ク其ノ位置及管轄区域ハ台湾総督之ヲ定ム
第二条 各県ニ左ノ職員ヲ置ク
知事
書記官
警部長
税務官
技師
典獄
警視
技手
警部
看守長
監獄書記
通訳
第三条 各庁ニ左ノ職員ヲ置ク但シ台東庁、澎湖庁ニハ当分ノ内財務長ヲ置カス
庁長
書記官
財務長
警視
技手
警部
看守長
監獄書記
通訳
第四条 知事ハ一人勅任トス
第五条 庁長ハ一人奏任トス
第六条 書記官ハ各県二人各庁一人奏任トス
第七条 警部長、財務長、税務官及典獄ハ各一人奏任トス
警視ハ奏任トシ各県各庁ヲ通シテ二十人ヲ以テ定員トス
第八条 属、警部、看守長、監獄書記及通訳ハ判任トシ各県各庁ヲ通シテ千二百人ヲ以テ定員トス其ノ各県各庁ノ定員ハ台湾総督之ヲ定メ其ノ各官ノ定員ハ台湾総督ノ認可ヲ経テ知事、庁長之ヲ定ム
第九条 技師ハ県、技手ハ県又ハ庁ノ須要ニ依リ俸給予算定額内ニ於テ適宜之ヲ置クコトヲ得
第十条 知事、庁長ハ台湾総督ノ指揮監督ヲ承ケ法律命令ヲ執行シ部内ノ行政事務ヲ管理ス
第十一条 知事、庁長ハ部内ノ行政事務ニ付其ノ職権若ハ特別ノ委任ニ依リ管内一般又ハ其ノ一部ニ県令、庁令ヲ発スルコトヲ得
第十二条 知事、庁長ハ弁務署長ノ処分若ハ命令ノ成規ニ違ヒ公益ヲ害シ又ハ権限ヲ犯スモノアリト認ムルトキハ其ノ処分若ハ命令ヲ取消シ又ハ停止スルコトヲ得
第十三条 知事、庁長ハ非常急変ニ際シ兵力ヲ要スルトキハ其ノ附近地ノ旅団長若ハ守備隊長ニ出兵ヲ要求スルコトヲ得
第十四条 知事、庁長ハ所部ノ官吏ヲ監督シ奏任官ノ功過ハ台湾総督ニ具状シ判任官以下ノ進退ハ之ヲ専行ス
第十五条 知事、庁長ハ所部ノ奏任官ノ懲戒ヲ台湾総督ニ具状シ判任官以下ハ之ヲ専行ス
第十六条 知事、庁長ハ庁中処務ノ細則ヲ設クルコトヲ得
第十七条 知事、庁長事故アルトキハ上席高等官其ノ職務ヲ代理ス
知事、庁長ハ県、庁ノ官吏ヲシテ其ノ事務ノ一部ヲ臨時代理セシムルコトヲ得
第十八条 知事、庁長ハ台湾総督ノ認可ヲ経テ其ノ職権ニ属スル事務ノ一部ヲ弁務署長ニ委任スルコトヲ得
第十九条 各県ニ知事官房、内務部、財務部、警察部及監獄署各庁ニ庶務課、財務課、警察課及監獄署ヲ置ク其ノ事務ノ分掌ハ知事、庁長台湾総督ノ認可ヲ経テ之ヲ定ム但シ台東庁、澎湖庁ニハ当分ノ内財務課ヲ置カス庶務課ニ於テ其ノ事務ヲ掌理ス
第二十条 県ニ在テハ書記官ノ一人ハ内務部長、一人ハ財務部長、警部長ハ警察部長、典獄ハ監獄署長トナリ知事ノ命ヲ承ケ所部ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ監督ス税務官ハ財務部ニ属シ租税ニ関スル事務ヲ掌理ス
庁ニ在テハ書記官ハ庶務課長警視ノ内一人ハ警察課長、財務長ハ財務課長トナリ庁長ノ命ヲ承ケ所部ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ監督ス
第二十一条 県ニ在テハ各部長又ハ監獄署長事故アルトキハ知事ニ於テ県官吏ノ一人ヲシテ其ノ事務ヲ代理セシメ庁ニ在テハ各課長又ハ監獄署長事故アルトキハ庁長ニ於テ庁官吏ノ一人ヲシテ其ノ事務ヲ代理セシム
第二十二条 属ハ県ニ在テハ知事官房、内務部又ハ財務部ニ属シ庁ニ在テハ庶務課又ハ財務課ニ属シ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
第二十三条 警部ハ警察部、警察課又ハ警察署若ハ警察分署ニ属シ上官ノ指揮ヲ承ケ事務ヲ分掌シ部下ノ巡査ヲ指揮監督ス
第二十四条 看守長ハ監獄署又ハ監獄支署ニ属シ上官ノ指揮ヲ承ケ監獄ノ戒護ヲ掌リ看守ヲ指揮監督ス
庁ニ在テハ看守長ヲ以テ監獄署長ニ充ツ
第二十五条 監獄書記ハ監獄署又ハ監獄支署ニ属シ上官ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
第二十六条 通訳ハ県、庁ノ各部、課及其ノ他ノ官署ニ分属シ上官ノ指揮ヲ承ケ通訳ニ従事ス
第二十七条 県、庁内須要ノ地ニ警察署ヲ置ク其ノ位置、名称及管轄区域ハ台湾総督之ヲ定ム
知事、庁長ハ必要ト認ムルトキハ台湾総督ノ認可ヲ経テ警察署ノ下ニ警察分署ヲ置クコトヲ得
第二十八条 警察署長ハ警視又ハ警部、警察分署長ハ警部ヲ以テ之ニ充ツ
警察署長、警察分署長ハ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ署主管ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ監督ス
第二十九条 巡査及看守ニ関スル規程ハ別ニ之ヲ定ム
第三十条 知事、庁長ハ必要ト認ムルトキハ台湾総督ノ認可ヲ経テ監獄署ノ下ニ監獄支署ヲ置クコトヲ得
監獄支署長ハ看守長ヲ以テ之ニ充ツ
監獄支署長ハ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ署主管ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ監督ス
第三十一条 県、庁職員ノ外警察医及監獄医ヲ置キ判任官ノ待遇トス
第三十二条 県、庁ニ参事ヲ置クコトヲ得
参事ハ各県各庁五人以内トシ奏任官ノ待遇トス
参事ハ県、庁管轄内ニ居住シ学識、名望アル者ニ就キ拓殖務大臣ヲ経テ台湾総督之ヲ奏薦宣行ス
第三十三条 参事ハ地方ノ行政事務ニ関シ知事、庁長ノ諮問ニ対シ意見ヲ述フルモノトス
参事ハ知事、庁長ノ命ヲ承ケ事務ニ従事スルコトアルヘシ
第三十四条 県、庁内須要ノ地ニ弁務署ヲ置ク其ノ位置、名称及管轄区域ハ台湾総督之ヲ定ム
第三十五条 各弁務署ニ左ノ職員ヲ置ク
署長
主記
第三十六条 署長ハ一人奏任又ハ判任トス
第三十七条 主記ハ判任トシ各弁務署ヲ通シテ六百人ヲ以テ定員トス其ノ各県各庁下ノ定員ハ台湾総督之ヲ定メ其ノ各弁務署ノ定員ハ知事、庁長之ヲ定ム
第三十八条 署長ハ知事、庁長ノ指揮監督ヲ承ケ法律命令ヲ執行シ部内ノ行政事務ヲ掌理ス
第三十九条 署長ハ必要アルトキハ憲兵又ハ警察官吏ノ出張ヲ要求スルコトヲ得
第四十条 署長ハ部下ノ官吏ヲ監督シ其ノ進退、功過ヲ知事、庁長ニ具状ス
第四十一条 署長ハ部内ノ街、庄、社長ヲ監督シ其ノ進退及成績ヲ知事、庁長ニ具状ス
第四十二条 署長事故アルトキハ上席主記ヲシテ其ノ職務ヲ代理セシムルコトヲ得
署長ハ部下ノ官吏ヲシテ其ノ事務ノ一部ヲ臨時代理セシムルコトヲ得
第四十三条 主記ハ署長ノ命ヲ承ケ庶務ニ従事ス
第四十四条 弁務署ニ参事ヲ置クコトヲ得
参事ハ各署五人以内トシ判任官ノ待遇トス
参事ハ弁務署管轄内ニ居住シ学識、名望アル者ニ就キ知事、庁長之ヲ命ス
第四十五条 参事ハ部内ノ行政事務ニ関シ署長ノ諮問ニ対シ意見ヲ述フルモノトス
参事ハ署長ノ指揮ヲ承ケ事務ニ従事スルコトアルヘシ