現行の私設鉄道条例では、路線の長短に関わらず一律の運賃を定めているが、短距離路線では設備投資の負担が大きく収支が見合わない。そこで、8マイル以内の短距離路線、8マイル以上の路線、特殊鉄道(高架鉄道、ケーブルカーなど)の3区分に分け、それぞれに適した運賃を設定する改正案を提出した。イギリスでも短距離路線には特別運賃が認められており、これを参考に短距離路線の保護を図るものである。また、運賃の端数を切り捨て、1銭以上とする規定も盛り込んでいる。
参照した発言:
第10回帝国議会 衆議院 本会議 第20号