鹿児島県の大隅国の大島外四島は製糖を主な産業としているが、他の職業の選択肢が少なく、薩摩国川辺郡の島々も製糖や漁業で僅かな生活を営む僻地である。これらの島々は内地と同様の地租納付を求められているが、法律の適用や交通の面で内地とは異なる状況にあり、船舶の便も整っていない。そのため島民の便益を考慮し、地租徴収期の変更を提案するものである。
参照した発言: 第10回帝国議会 衆議院 本会議 第5号