日本研究のための歴史情報
法令データベース
本データベースについて
(警視庁官制中改正削除ノ件)
法令番号: 勅令第二百五十一號
公布年月日: 明治29年6月11日
法令の形式: 勅令
被改正法
リンク
改正:
警視庁官制
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕警視廳官制中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治二十九年六月十日
內閣總理大臣臨時代理 樞密院議長 伯爵 黑田淸隆
內務大臣 伯爵 板垣退助
勅令第二百五十一號
明治二十六年勅令第百五十九號警視廳官制中左ノ通改正ス
第一條
警視廳ニ左ノ職員ヲ置ク
警視總監
警視
技師
警察醫長
消防司令長
典獄
警部
警視屬
技手
消防士
警察醫
監獄書記
看守長
消防機關士
第三條
警視ハ二十六人、警察醫長、消防司令長及典獄ハ各一人奏任トス
第十四條
警視廳ニ總監官房ヲ置ク
總監官房ニ三課ヲ置キ事務ヲ分掌セシムルコト左ノ如シ
第一課
一
各部署成案ノ審査及制規ニ關スル事項
二
官吏ノ進退及身分ニ關スル事項
三
公文ノ編纂、保存、統計竝書籍ノ管守ニ關スル事項
四
文書ノ往復及官印廳印ノ管守ニ關スル事項
五
他課及各部署ノ主務ニ屬セサル事項
第二課
一
高等警察ニ關スル事項
二
外國人ニ關スル事項
第三課
一
經費豫算、決算及金錢出納ニ關スル事項
二
金錢物品出納ノ檢査ニ關スル事項
三
需用物品ノ調度及地所建物ニ關スル事項
四
官沒竝保管ノ金錢物品及不用品ニ關スル事項
第十五條
總監官房各課長ハ警視ヲ以テ之ニ補シ課員ハ警部、警視屬ヲ以テ之ニ充ツ
課長ハ警視總監ノ命ヲ承ケ其ノ課ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ監督ス課員ハ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ課ノ庶務ニ從事ス
第十六條中第四部ヲ刪ル
第十七條
第一部ニ二課ヲ置キ事務ヲ分掌セシムルコト左ノ如シ
第一課
一
營業及風俗警察竝銃砲火藥刀劒等ニ關スル事項
第二課
一
交通警察竝田野森林河海堤防取締及水火災豫防等ニ關スル事項
第十九條
刪除
第二十條中第四部ヲ第三部ニ改ム
第二十一條
第一部長及第二部長ハ警視ヲ以テ之ニ補シ第三部長ハ警察醫長ヲ以テ之ニ充ツ
部長事故アルトキハ警視總監ニ於テ警視廳官吏ノ一人ヲシテ其ノ事務ヲ代理セシム
第一部及第二部ノ課長ハ警部又ハ警視屬、課員ハ警部、警視屬ヲ以テ之ニ充ツ
第三部ノ課長ハ警視屬又ハ警察醫課員ハ警視屬、警察醫ヲ以テ之ニ充ツ
朕警視庁官制中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治二十九年六月十日
内閣総理大臣臨時代理 枢密院議長 伯爵 黒田清隆
内務大臣 伯爵 板垣退助
勅令第二百五十一号
明治二十六年勅令第百五十九号警視庁官制中左ノ通改正ス
第一条
警視庁ニ左ノ職員ヲ置ク
警視総監
警視
技師
警察医長
消防司令長
典獄
警部
警視属
技手
消防士
警察医
監獄書記
看守長
消防機関士
第三条
警視ハ二十六人、警察医長、消防司令長及典獄ハ各一人奏任トス
第十四条
警視庁ニ総監官房ヲ置ク
総監官房ニ三課ヲ置キ事務ヲ分掌セシムルコト左ノ如シ
第一課
一
各部署成案ノ審査及制規ニ関スル事項
二
官吏ノ進退及身分ニ関スル事項
三
公文ノ編纂、保存、統計並書籍ノ管守ニ関スル事項
四
文書ノ往復及官印庁印ノ管守ニ関スル事項
五
他課及各部署ノ主務ニ属セサル事項
第二課
一
高等警察ニ関スル事項
二
外国人ニ関スル事項
第三課
一
経費予算、決算及金銭出納ニ関スル事項
二
金銭物品出納ノ検査ニ関スル事項
三
需用物品ノ調度及地所建物ニ関スル事項
四
官没並保管ノ金銭物品及不用品ニ関スル事項
第十五条
総監官房各課長ハ警視ヲ以テ之ニ補シ課員ハ警部、警視属ヲ以テ之ニ充ツ
課長ハ警視総監ノ命ヲ承ケ其ノ課ノ事務ヲ掌理シ部下ノ官吏ヲ監督ス課員ハ上官ノ指揮ヲ承ケ其ノ課ノ庶務ニ従事ス
第十六条中第四部ヲ刪ル
第十七条
第一部ニ二課ヲ置キ事務ヲ分掌セシムルコト左ノ如シ
第一課
一
営業及風俗警察並銃砲火薬刀剣等ニ関スル事項
第二課
一
交通警察並田野森林河海堤防取締及水火災予防等ニ関スル事項
第十九条
刪除
第二十条中第四部ヲ第三部ニ改ム
第二十一条
第一部長及第二部長ハ警視ヲ以テ之ニ補シ第三部長ハ警察医長ヲ以テ之ニ充ツ
部長事故アルトキハ警視総監ニ於テ警視庁官吏ノ一人ヲシテ其ノ事務ヲ代理セシム
第一部及第二部ノ課長ハ警部又ハ警視属、課員ハ警部、警視属ヲ以テ之ニ充ツ
第三部ノ課長ハ警視属又ハ警察医課員ハ警視属、警察医ヲ以テ之ニ充ツ
本文
詳細・沿革