現行の予備徴員制度を廃止し、新たに補充兵役を設けることが主な理由である。近年の兵器・戦術の進歩により、戦時に予備徴員を召集してから訓練を始めたのでは間に合わないため、平時から訓練を施す必要が生じた。そこで陸軍では第一補充兵役(訓練を要する者)と第二補充兵役(訓練を要しない者)の2種類を設け、第一補充兵役には7年4ヶ月の服役期間を課すこととした。また予備兵の服役期間を4ヶ月延長し、国民兵を第一種(軍事訓練経験者)と第二種(未経験者)に区分することで、動員計画の実効性を高めることを目指している。
参照した発言:
第8回帝国議会 衆議院 本会議 第26号