鉄道の経済的重要性と軍事的必要性を踏まえ、日本の本島を一周する鉄道網計画において、敦賀から舞鶴間の区間が欠落している。現状では敦賀から舞鶴へは近江の湖東を経由して京都を迂回する必要があり、138哩の距離となるが、直接結べば60哩で済む。特に軍事面では、将来的なシベリア鉄道との関係や日露関係を考慮すると、軍港である舞鶴と敦賀を直接結ぶ路線の必要性が高い。この区間の欠落は法の不備であり、これを改正する必要がある。
参照した発言: 第8回帝国議会 衆議院 本会議 第13号