1968年に九州地方を中心に発生したカネミ油症事件は、PCBやダイオキシン類が混入した食用油による健康被害であった。治療法が確立されておらず、患者は長年多様な症状に苦しんでいる。原因企業のカネミ倉庫から医療費等が支給されているが、同社の経営状況への懸念から患者は将来に不安を抱えている。そこで、患者が適切な医療を受け、生活の質を維持向上できるよう、国や地方公共団体等の責務を明確にし、基本指針の策定、医療費支援、健康状態の把握、診断基準の見直し、調査研究の促進など、カネミ油症患者に関する施策を総合的に推進するため、本法案を提出するものである。
参照した発言:
第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第19号