平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律
法令番号: 法律第19号
公布年月日: 平成17年3月31日
法令の形式: 法律

提案理由 (AIによる要約)

平成17年度予算では歳出改革路線を堅持・強化し、歳出全般の徹底的な見直しにより一般歳出を3年ぶりに前年度以下に抑制し、新規国債発行額も4年ぶりに減額した。予算配分では活力ある社会経済の実現や国民の安全・安心の確保に重点を置いた。しかし、財政収支は依然として厳しく、特例公債発行等の措置が必要である。本法案は、平成17年度の財政運営を適切に行うため、同年度における公債発行の特例措置および年金事業等の事務費に係る負担の特例措置を定めるものである。具体的には、一般会計歳出の財源確保のための公債発行と、国民年金事業、厚生年金保険事業、国家公務員共済組合の事務執行費用に係る国等の負担抑制のための特例を設けることとしている。

参照した発言:
第162回国会 衆議院 本会議 第6号

審議経過

第162回国会

衆議院
(平成17年2月15日)
(平成17年2月22日)
(平成17年2月23日)
(平成17年2月25日)
(平成17年2月28日)
(平成17年3月1日)
(平成17年3月2日)
(平成17年3月2日)
参議院
(平成17年3月9日)
(平成17年3月15日)
(平成17年3月18日)
(平成17年3月22日)
(平成17年3月28日)
(平成17年3月30日)
平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律をここに公布する。
御名御璽
平成十七年三月三十一日
内閣総理大臣 小泉純一郎
法律第十九号
平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律
(目的)
第一条 この法律は、平成十七年度における国の財政収支の状況にかんがみ、同年度における公債の発行の特例に関する措置、国民年金事業の事務費に係る国庫負担の特例に関する措置、厚生保険特別会計年金勘定及び業務勘定の歳入及び歳出の特例に関する措置並びに国家公務員共済組合の事務に要する費用の負担の特例に関する措置を定めることにより、同年度の適切な財政運営に資することを目的とする。
(特例公債の発行等)
第二条 政府は、財政法(昭和二十二年法律第三十四号)第四条第一項ただし書の規定により発行する公債のほか、平成十七年度の一般会計の歳出の財源に充てるため、予算をもって国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行することができる。
2 前項の規定による公債の発行は、平成十八年六月三十日までの間、行うことができる。この場合において、同年四月一日以後発行される同項の公債に係る収入は、平成十七年度所属の歳入とする。
3 政府は、第一項の議決を経ようとするときは、同項の公債の償還の計画を国会に提出しなければならない。
4 政府は、第一項の規定により発行した公債については、その速やかな減債に努めるものとする。
(国民年金事業の事務費に係る国庫負担の特例)
第三条 平成十七年度における国民年金法(昭和三十四年法律第百四十一号)第八十五条第一項の規定の適用については、同項中「国民年金事業に要する費用(次項に規定する費用を除く。以下同じ。)」とあるのは、「国民年金事業に要する費用(次項に規定する費用を除く。)」とする。
2 前項の場合における国民年金特別会計法(昭和三十六年法律第六十三号)第四条第一項及び第六条の規定の適用については、同項中「国民年金事業の福祉施設に要する経費」とあるのは「国民年金事業の業務取扱いに関する諸費若しくは同事業の福祉施設に要する経費」と、同条中「受入金、国民年金事業の福祉施設に要する経費」とあるのは「受入金、国民年金事業の業務取扱いに関する諸費若しくは同事業の福祉施設に要する経費」とする。
(厚生保険特別会計年金勘定及び業務勘定の歳入及び歳出の特例)
第四条 平成十七年度における厚生保険特別会計法(昭和十九年法律第十号)第五条及び第六条の規定の適用については、同法第五条中「同事業ノ福祉施設費若ハ営繕費」とあるのは「同事業ノ業務取扱ニ関スル諸費、福祉施設費若ハ営繕費」と、同法第六条中「厚生年金保険事業ノ福祉施設費若ハ営繕費」とあるのは「厚生年金保険事業ノ業務取扱ニ関スル諸費、福祉施設費若ハ営繕費」とする。
(国家公務員共済組合の事務に要する費用の負担の特例)
第五条 平成十七年度における国家公務員共済組合法(昭和三十三年法律第百二十八号)第九十九条第二項第五号に掲げる費用については、同号及び同条第四項の規定にかかわらず、国は、予算の範囲内で、これを負担する。
2 前項の場合における国家公務員共済組合法第九十九条第一項、第百二条第一項及び第四項、第百二十四条の二第一項並びに附則第二十条の二の規定の適用については、同法第九十九条第一項中「納付に要する費用を含む」とあるのは「納付に要する費用並びに組合の事務に要する費用を含む」と、同項第一号中「納付に要する費用を含み」とあるのは「納付に要する費用並びに長期給付(基礎年金拠出金を含む。)及び福祉事業に係る事務以外の事務に要する費用(平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律(平成十七年法律第十九号)第五条第一項の規定による国の負担に係るもの、次項第五号の規定による公社の負担に係るもの、第六項及び第七項において読み替えて適用する同号の規定による特定独立行政法人の負担に係るもの並びに第百二十四条の三の規定により読み替えられた第六項及び第七項において読み替えて適用する同号の規定による独立行政法人のうち別表第三に掲げるもの及び国立大学法人等の負担に係るものを除く。)を含み」と、同項第三号中「)を含み」とあるのは「)及び長期給付(基礎年金拠出金を含む。)に係る事務に要する費用(平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律第五条第一項の規定による国の負担に係るもの、次項第五号の規定による公社の負担に係るもの、第六項及び第七項において読み替えて適用する同号の規定による特定独立行政法人の負担に係るもの並びに第百二十四条の三の規定により読み替えられた第六項及び第七項において読み替えて適用する同号の規定による独立行政法人のうち別表第三に掲げるもの及び国立大学法人等の負担に係るものを除く。)を含み」と、同法第百二条第一項中「)の規定」とあるのは「)及び平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律第五条第一項の規定」と、同条第四項中「長期給付」とあるのは「長期給付(以下この項において単に「長期給付」という。)」と、「限る。)」とあるのは「限る。)及び平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律第五条第一項に規定する費用(長期給付に係るものに限る。)」と、同法第百二十四条の二第一項中「場合を含む。)」とあるのは「場合を含む。)及び平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律第五条第一項」と、同法附則第二十条の二中「「、基礎年金拠出金及び年金保険者拠出金」」とあるのは「「、基礎年金拠出金及び年金保険者拠出金」と、同項第一号中「基礎年金拠出金」とあるのは「基礎年金拠出金及び年金保険者拠出金」」と、「「を含み」」とあるのは「「及び長期給付(基礎年金拠出金」とあるのは「、長期給付(基礎年金拠出金及び年金保険者拠出金」と、「を含み」」とする。
3 前項に規定するもののほか、第一項の規定の適用に関し必要な事項は、政令で定める。
附 則
1 この法律は、平成十七年四月一日から施行する。
2 国家公務員共済組合法第九十九条第二項第五号(同条第六項及び第七項において読み替えて適用する場合並びに同法第百二十四条の三の規定により読み替えられた同法第九十九条第六項及び第七項において読み替えて適用する場合を含む。以下同じ。)に掲げる費用に係る同号に規定する公社、特定独立行政法人、独立行政法人のうち同法別表第三に掲げるもの又は国立大学法人等の負担については、第五条の規定を準用する。この場合において、同条第一項中「第九十九条第二項第五号」とあるのは「第九十九条第二項第五号(同条第六項及び第七項において読み替えて適用する場合並びに同法第百二十四条の三の規定により読み替えられた同法第九十九条第六項及び第七項において読み替えて適用する場合を含む。以下同じ。)」と、「負担する」とあるのは「負担し、同号に規定する公社、特定独立行政法人、独立行政法人のうち同法別表第三に掲げるもの又は国立大学法人等は、政令で定める額の範囲内で、これを負担する」と、同条第二項中「、次項第五号の規定による公社の負担に係るもの、第六項及び第七項において読み替えて適用する同号の規定による特定独立行政法人の負担に係るもの並びに第百二十四条の三の規定により読み替えられた第六項及び第七項において読み替えて適用する同号の規定による」とあるのは「並びに同法附則第二項の規定による公社、特定独立行政法人、」と、「及び平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律第五条第一項」とあるのは「並びに平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律第五条第一項及び附則第二項」と読み替えるものとする。
財務大臣 谷垣禎一
厚生労働大臣 尾辻秀久
内閣総理大臣 小泉純一郎