船舶交通の安全を図る海上交通の基本ルールは、1889年以来の国際規則に基づき各国で国内法化されている。日本でも明治25年に海上衝突予防法を制定し、国際規則に対応して改正を重ねてきた。1993年11月の国際海事機関総会で、漁労船舶の灯火・形象物に関する国際規則の一部改正案が採択され、1994年11月4日から発効することとなった。これに対応するため、国内法である海上衝突予防法の整備が必要となり、改正を行うものである。
参照した発言: 第132回国会 参議院 運輸委員会 第3号