踏切事故防止と交通円滑化のため、1961年制定の踏切道改良促進法に基づき、踏切道の立体交差化や構造改良、保安設備整備を進めてきた。5年間で改良すべき踏切道を指定する本法は、対象数が膨大なため1966年度以降5度にわたり期間延長されてきた。これにより踏切事故は減少傾向にあるものの、1989年度には860件の事故と560名の死傷者が発生している。この状況を踏まえ、踏切道の改良をさらに促進するため、改良措置を講ずる期間を1991年度以降さらに5年間延長しようとするものである。
参照した発言:
第120回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第5号