踏切事故防止と交通円滑化のため、昭和36年制定の踏切道改良促進法に基づき、立体交差化や構造改良、保安設備整備を進めてきた。5年間で改良すべき踏切道を指定する本法は、対象数が膨大なため4度の改正で期間を延長してきた。これにより踏切事故は減少傾向にあるものの、昭和59年度には920件の事故と539名の死傷者が発生している。この状況を踏まえ、踏切道の改良をさらに促進するため、改良措置を講ずる期間を昭和61年度以降5年間延長しようとするものである。
参照した発言:
第104回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第3号