外航海運は貿易物資の安定輸送を担う重要な役割を持つが、近年の日本船の国際競争力低下により、海運企業の日本船建造意欲が減退し、外国用船への依存度が高まっている。このままでは日本船の維持確保が困難となり、貿易物資の安定輸送に支障をきたす恐れがある。そこで、利子補給制度を復活・拡充し、国際競争力のある日本船の建造体制を改善・強化することを目的とする。なお、この措置は不況下の造船業の経営安定化にも寄与するものである。
参照した発言: 第87回国会 衆議院 運輸委員会 第5号