アジア開発銀行は、アジア・太平洋地域の開発促進を目的とする金融機関として1966年に設立され、加盟国は42カ国に増加し、融資承認累計額も約34億ドルに達している。同銀行の融資財源が本年後半に枯渇する見込みのため、1976年10月の総務会で41億4,800万協定ドルの第二次一般増資を行う決議が採択された。日本は域内最大の先進国かつ最大出資国として、同銀行の円滑な事業活動継続のため、6億7,500万協定ドル(約8億1,400万ドル)の追加出資に応じるための国内措置を講じる必要が生じたため、本法改正を行うものである。
参照した発言:
第80回国会 参議院 大蔵委員会 第8号