金属鉱産物の大部分を海外に依存する我が国において、近年の経済情勢による需要減退により、金属鉱業が過剰在庫を抱え危機に直面している。この状況を放置すれば、鉱石輸入削減等により資源輸出発展途上国との関係悪化を招き、安定供給の確保が危ぶまれる。そこで、需要変動に関わらず輸入量を安定させるため、金属鉱業事業団の業務に金属鉱産物の備蓄に必要な資金の貸付を追加し、市中銀行からの借入金に対する政府保証を可能とすることで、輸入の安定化を図るものである。
参照した発言:
第77回国会 衆議院 商工委員会 第5号