昭和46年度において、北海道を中心とする異常低温や全国各地の集中豪雨、台風等により水陸稲に異常な被害が発生した。これに伴い農業共済再保険特別会計の再保険金支払いが著しく増加し、同会計の農業勘定の支払財源に不足が生じる見込みとなった。そのため、一般会計から49億4,212万円を限度として同勘定に繰り入れることができるようにするとともに、同勘定の積立金を歳入に繰り入れることを可能とするものである。なお、将来、農業勘定で決算上の剰余が生じた場合は、再保険金支払基金勘定繰入額を除いた残額を一般会計に繰り戻すこととしている。
参照した発言:
第67回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号