国際開発協会(IDA)の融資要請が年々増大し、保有資金の大部分が貸付約束済みとなる見通しとなったため、1969年9月の総会で第三次増資が提案された。その後の検討を経て、総額約24億ドルの増資及びその分担に関する理事会決議が採択され、日本は1970年10月末に賛成投票を行った。これに伴い、日本は1億4,400万米ドル相当額(518億4,000万円)の本邦通貨による新規出資を行う必要が生じたため、所要の国内措置を講ずるべく本法案を提出するものである。
参照した発言:
第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号