農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律
法令番号: 法律第145号
公布年月日: 昭和41年12月21日
法令の形式: 法律

提案理由 (AIによる要約)

昭和41年度において、北海道での異常低温や全国各地での集中豪雨、台風等により水陸稲・麦に甚大な被害が発生した。これに伴い農業共済再保険特別会計の農業勘定における再保険金の支払いが増加し、同勘定の支払い財源に65億5,600万円の不足が生じる見込みとなった。この不足を補うため、一般会計から同額を繰り入れることを可能とする。なお、将来この会計の農業勘定で決算上の剰余が生じた場合には、再保険金支払基金勘定への繰入金を控除した残額を一般会計に繰り戻すことを義務付けるものである。

参照した発言:
第53回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号

審議経過

第53回国会

衆議院
(昭和41年12月19日)
(昭和41年12月19日)
参議院
(昭和41年12月20日)
(昭和41年12月20日)
(昭和41年12月20日)
農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和四十一年十二月二十一日
内閣総理大臣 佐藤栄作
法律第百四十五号
農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律
1 政府は、農業共済再保険特別会計の農業勘定の歳入不足をうめるため、昭和四十一年度において、一般会計から、六十五億五千六百万円を限り、この会計の農業勘定に繰り入れることができる。
2 政府は、前項の規定による繰入金については、後日、農業共済再保険特別会計の農業勘定において決算上の剰余を生じた場合において、農業共済再保険特別会計法(昭和十九年法律第十一号)第六条第二項の規定により同会計の再保険金支払基金勘定へ繰り入れるべき金額を控除して、なお残余があるときは、当該繰入金に相当する金額に達するまでの金額を一般会計に繰り入れなければならない。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
大蔵大臣 水田三喜男
農林大臣 倉石忠雄
内閣総理大臣 佐藤栄作