農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律
法令番号: 法律第171号
公布年月日: 昭和38年12月19日
法令の形式: 法律

提案理由 (AIによる要約)

昭和38年度において長雨等による麦の被害が異常発生し、農業共済再保険特別会計の農業勘定における再保険金の支払いが増加したため、多額の財源不足が予想される。この不足を埋めるため、昭和38年度に限り88億1千万円を一般会計から農業勘定に繰り入れることを可能とする。なお、将来この会計の農業勘定で決算上の剰余が生じた場合は、再保険金支払基金勘定への繰入金を除いた残額を一般会計に繰り戻すことを義務付けるものである。

参照した発言:
第45回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号

審議経過

第45回国会

衆議院
(昭和38年12月13日)
参議院
(昭和38年12月13日)
衆議院
(昭和38年12月14日)
(昭和38年12月14日)
参議院
(昭和38年12月17日)
(昭和38年12月18日)
(昭和38年12月18日)
農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和三十八年十二月十九日
内閣総理大臣 池田勇人
法律第百七十一号
農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律
1 政府は、農業共済再保険特別会計の農業勘定の歳入不足をうめるため、昭和三十八年度において、一般会計から、八十八億一千万円を限り、この会計の農業勘定に繰り入れることができる。
2 政府は、前項の規定による繰入金については、後日、農業共済再保険特別会計の農業勘定において決算上の剰余を生じた場合において、農業共済再保険特別会計法(昭和十九年法律第十一号)第六条第二項の規定により同会計の再保険金支払基金勘定へ繰り入れるべき金額を控除して、なお残余があるときは、当該繰入金に相当する金額に達するまでの金額を、一般会計に繰り入れなければならない。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
大蔵大臣 田中角栄
農林大臣 赤城宗徳
内閣総理大臣 池田勇人