公立学校施設の災害復旧では、現行法で原則として原形復旧が定められており、改良復旧は限定的にしか認められていない。しかし、学校建築には耐火・耐震・耐風性能が求められ、災害時の避難・救助拠点としての役割も期待されることから、鉄筋・鉄骨化が望まれている。これまで激甚災害の場合のみ特別措置法で改良復旧が認められてきたが、この措置を激甚災害に限定せず、一般的に適用できるよう法改正を行うものである。これにより、木造校舎の鉄筋・鉄骨造への改良復旧の促進が期待される。
参照した発言:
第40回国会 衆議院 文教委員会 第23号