アフリカ地域で1年間に17カ国が独立し、中近東・アフリカ地域の独立国が36カ国に達する中、これらの地域が世界の政治・経済上で重要な地位を占めている。日本はアジア・アフリカ諸国の一員として、これら諸国との貿易、経済協力、国連外交において重要な関係を持つ。現在、欧亜局が世界の独立国の約3分の2に相当する68カ国の外交政策を所掌しているが、中近東・アフリカ諸国は西欧・東欧諸国とは国柄や国民感情が異なるため、独自の機構で処理することが適当である。そのため、事務の円滑化と能率化を図るべく、外務省設置法を改正し、欧亜局に中近東アフリカ部を新設しようとするものである。
参照した発言:
第38回国会 衆議院 内閣委員会 第9号