農業共済基金の会員である農業共済組合連合会は、資本金30億円のうち15億円を分割払い込みすることになっており、最終回の出資残額2億3,612万円を昭和34年3月31日までに払い込む予定であった。しかし、農業災害補償制度の運営実態を考慮し、農家からの負担徴収を避けるため、基金が積み立ててきた特別積立金(約2億6,700万円)の一部を、この未払い込み出資金に充当することを可能とし、それをもって出資の完済とみなすための法的措置を講じるものである。
参照した発言:
第31回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号