臨時肥料需給安定法に基づき、政府は肥料の需給計画策定や硫安の最高販売価格決定等を行い、肥料の需給調整と価格安定に努めてきた。同法では需給調整用として国内消費見込み数量の一割程度を保留数量として見込み、指定団体に買い取らせ、需要期に放出する制度を設けていた。しかし近年、肥料の生産量が著しく増加し需給に不安のない状態となっており、今後も需給の緩和が見込まれる。そこで、需給計画における調整保留数量は維持しつつ、保管団体への買い取り指示については、需給調整上必要な場合にのみ行えるよう改正することとした。
参照した発言:
第28回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号