入場税法の一部を改正する法律
法令番号: 法律第91号
公布年月日: 昭和33年4月26日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

現在、歌舞伎や新劇等の純演劇に対して高率の入場税が課されている状況を踏まえ、これらの純演劇育成の観点から、政令で定めるものについては税率を軽減する措置を講じようとするものである。具体的には、入場料金が80円を超え300円以下で政令で定めるものについては、現行の規定にかかわらず、一律20%の税率により課税することとする。なお、この改正による初年度の減収額は約1億2千万円と見込まれる。

参照した発言:
第26回国会 衆議院 本会議 第26号

審議経過

第26回国会

衆議院
(昭和32年3月28日)
(昭和32年3月29日)
参議院
(昭和32年3月30日)
(昭和32年4月11日)
(昭和32年5月18日)

第27回国会

参議院
(昭和32年11月14日)

第28回国会

参議院
(昭和33年3月11日)
(昭和33年3月31日)
(昭和33年3月31日)
衆議院
(昭和33年4月1日)
(昭和33年4月18日)
(昭和33年4月22日)
(昭和33年4月25日)
参議院
(昭和33年4月25日)
入場税法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和三十三年四月二十六日
内閣総理大臣 岸信介
法律第九十一号
入場税法の一部を改正する法律
入場税法(昭和二十九年法律第九十六号)の一部を次のように改正する。
第四条に次の一項を加える。
3 演劇をもつぱら催す場所への入場についてその入場料金が一人一回について八十円をこえるときは、第一項第一号の規定にかかわらず、左の税率により課する。ただし、前項の規定の適用を妨げない。
入場料金が一人一回について三百円以下であるとき 入場料金の百分の二十
入場料金が一人一回について三百円をこえるとき 入場料金の百分の三十
第六条第一項中「第四条第一項第一号」を「第四条」に、「百三十円又は百五十円」を「百三十円、百五十円又は三百円」に改める。
附 則
1 この法律は、昭和三十三年五月一日から施行する。
2 この法律の施行前に課した、又は課すべきであつた入場税については、なお従前の例による。
3 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。
大蔵大臣 一萬田尚登
内閣総理大臣 岸信介
入場税法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和三十三年四月二十六日
内閣総理大臣 岸信介
法律第九十一号
入場税法の一部を改正する法律
入場税法(昭和二十九年法律第九十六号)の一部を次のように改正する。
第四条に次の一項を加える。
3 演劇をもつぱら催す場所への入場についてその入場料金が一人一回について八十円をこえるときは、第一項第一号の規定にかかわらず、左の税率により課する。ただし、前項の規定の適用を妨げない。
入場料金が一人一回について三百円以下であるとき 入場料金の百分の二十
入場料金が一人一回について三百円をこえるとき 入場料金の百分の三十
第六条第一項中「第四条第一項第一号」を「第四条」に、「百三十円又は百五十円」を「百三十円、百五十円又は三百円」に改める。
附 則
1 この法律は、昭和三十三年五月一日から施行する。
2 この法律の施行前に課した、又は課すべきであつた入場税については、なお従前の例による。
3 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。
大蔵大臣 一万田尚登
内閣総理大臣 岸信介