原子力の平和利用が急速に進展し、原子炉の運転開始やアイソトープの広範な利用が見込まれる中、放射線障害の防止と医学的調査研究の確立が急務となっている。このため、放射線による人体への障害とその予防、診断、治療に関する調査研究を行い、放射線の医学的利用と障害防止に関する技術者の養成訓練を実施する放射線医学総合研究所を、科学技術庁の付属機関として設置する必要がある。研究所は茨城県東海村の国有地に三カ年計画で新設する予定だが、用地取得手続の関係上、設置場所は政令で定め、後日改めて国会の承認を得ることとする。
参照した発言:
第26回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
金属材料技術研究所 |
放射線医学総合研究所 |