漁船再保険特別会計における特殊保険及び給与保険の再保険事業について生じた損失をうめるための一般会計からする繰入金に関する法律
法令番号: 法律第214号
公布年月日: 昭和29年12月8日
法令の形式: 法律

提案理由 (AIによる要約)

漁船損害補償法に基づく特殊保険及び給与保険について、1953年度に保険事故が異常発生したため、同年4月から11月までの損失補てんとして特殊保険勘定に1億7700万円、給与保険勘定に700万円の一般会計からの繰入れを可能とする法律を制定した。しかし12月以降も保険事故が続発し、特殊保険勘定で約9400万円、給与保険勘定で約1500万円の追加損失が発生。これらの事故の性質を考慮し、1954年度において一般会計から特殊保険勘定に9400万円、給与保険勘定に1500万円を繰り入れることを可能とするため、本法律を提案するものである。

参照した発言:
第20回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号

審議経過

第20回国会

衆議院
(昭和29年12月2日)
参議院
(昭和29年12月2日)
衆議院
(昭和29年12月3日)
(昭和29年12月4日)
(昭和29年12月4日)
参議院
(昭和29年12月6日)
(昭和29年12月6日)
衆議院
(昭和29年12月9日)
参議院
(昭和29年12月9日)
漁船再保険特別会計における特殊保険及び給与保険の再保険事業について生じた損失をうめるための一般会計からする繰入金に関する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十九年十二月八日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第二百十四号
漁船再保険特別会計における特殊保険及び給与保険の再保険事業について生じた損失をうめるための一般会計からする繰入金に関する法律
政府は、漁船損害補償法(昭和二十七年法律第二十八号)第三条第三項の特殊保険の再保険事業について昭和二十八年度における保険事故の異常な発生により生じた損失をうめるため、並びに漁船乗組員給与保険法(昭和二十七年法律第二百十二号)第三条の給与保険の再保険事業について昭和二十八年度及び昭和二十九年度における保険事故の異常な発生により生じた損失をうめるため、昭和二十九年度において、一般会計から、漁船再保険特別会計の特殊保険勘定に九千四百万円、同会計の給与保険勘定に千五百万円を限り繰り入れることができる。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
大蔵大臣 小笠原三九郎
農林大臣 保利茂
内閣総理大臣 吉田茂