開拓者資金融通特別会計において貸付金の財源に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律
法令番号: 法律第5号
公布年月日: 昭和29年3月18日
法令の形式: 法律

提案理由 (AIによる要約)

開拓者資金融通特別会計では、開拓者への貸付金の財源は公債発行または借入金で調達することが定められているが、従来から一般会計からの繰入金で対応してきた。本法案は1954年度も前年度同様、開拓者への貸付金財源として一般会計から14億8,556万5千円を限度として繰入れを可能とするものである。なお、将来貸付金が償還された際は、繰入額相当に達するまでの金額を予算の定めに従い一般会計へ繰り戻すことが義務付けられている。

参照した発言:
第19回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号

審議経過

第19回国会

参議院
(昭和29年2月2日)
衆議院
(昭和29年2月3日)
(昭和29年2月4日)
参議院
(昭和29年2月11日)
衆議院
(昭和29年3月3日)
(昭和29年3月4日)
(昭和29年3月6日)
参議院
(昭和29年3月9日)
(昭和29年3月10日)
衆議院
(昭和29年6月15日)
参議院
(昭和29年6月15日)
開拓者資金融通特別会計において貸付金の財源に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十九年三月十八日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第五号
開拓者資金融通特別会計において貸付金の財源に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律
1 政府は、開拓者資金融通法(昭和二十二年法律第六号)第一条の規定により貸し付ける貸付金の財源に充てるため、昭和二十九年度において、一般会計から、十四億八千五百五十六万五千円を限り、開拓者資金融通特別会計に繰り入れることができる。
2 政府は、前項の規定による繰入金については、後日開拓者資金融通特別会計から、その繰入金に相当する金額に達するまでの金額を、予算の定めるところにより、一般会計に繰り入れなければならない。
附 則
この法律は、昭和二十九年四月一日から施行する。
大蔵大臣 小笠原三九郎
農林大臣 保利茂
内閣総理大臣 吉田茂