昭和24年産米・かんしょの供出報奨物資として配給された衣料品等について、織物消費税撤廃や加工賃引上げにより旧公定価格での仕入れ品が割高となった。また物価下落と農村購買力低下で売行きが不振となり、約25億6千万円の滞貨が発生。これに対し政府は卸商への売り戻しと価格差益金による損失補填を決定したが、農家向け必需物資を適正価格で配給するには不十分であった。そこで二月末現在の滞貨について農家購入可能な価格まで値引きし、配給機関に生じる約5億6千5百万円の損失を補填するため、本法案を提出するものである。
参照した発言:
第8回国会 衆議院 農林委員会 第6号