昭和22年度予算は概算決定の遅延により議会提出が遅れ、予算の平明化のため、歳入歳出の区分方法を変更することとなった。従来の経常・臨時の二部制から、歳入は性質別、歳出は目的別の区分とし、組織別区分も明確化した。また予備費については第一・第二の区分を廃止し一本化した。これらの変更には法的措置が必要だが、財政法案の提出が遅れるため、会計法の特例を設けることとした。さらに、特別会計予算を総予算と同時提出できない状況から、特別会計法の規定にも特例を設ける必要があり、本法案を提出するものである。
参照した発言:
第92回帝国議会 衆議院 本会議 第10号