終戦に伴う一般官吏の減員の一環として、司法官についても減員を行う必要があるが、判事及び検事には裁判所構成法による地位の保障があるため、退職予定数228人を限り、一時的に保障を撤廃して退職を命じることを目的としている。判事については憲法による身分保障もあるため、その精神を尊重し慎重な取扱いのための特別な法的措置を講じている。また、減員実施に伴う職員の配置替えのため、判事の転所制限も一時的に撤廃するものである。
参照した発言: 第89回帝国議会 貴族院 本会議 第6号