第二條 補導ニシテ一級俸ヲ受ケ在職二年以上ニ至リ功勞アル者ニハ月額十圓以內ヲ加給スルコトヲ得
第三條 陸海軍ニ於テ俸給又ハ給料ヲ受クル者ニハ其ノ間日割ヲ以テ俸給ヲ給セズ但シ陸海軍ニ於テ受クル俸給又ハ給料ノ月額補導ノ月俸額ヨリ寡少ナルトキハ其ノ不足額ニ相當スル金額ヲ給スルコトヲ得
第四條 通譯、體操、武道其ノ他特別ノ技能ヲ有スル補導ニハ月額五十圓以內ノ特別手當ヲ給スルコトヲ得
第五條 月俸ハ新任、增俸又ハ減俸ノ場合ニ於テハ其ノ翌日ヨリ日割ヲ以テ給ス
退職又ハ死亡ノ場合ニ於テハ在職最終月俸等月分ノ全額ヲ給ス
第六條 補導死亡シタルトキハ在職最終月俸三月分ノ額ニ相當スル死亡賜金ヲ判任官俸給令第十三條及第十三條ノ二ノ規定ニ準ジ其ノ遺族ニ給ス
第七條 病氣ノ爲執務セザルコト九十日ヲ超ユル者又ハ私事ノ故障ニ依リ執務セザルコト三十日ヲ超ユル者ハ日割ヲ以テ俸給ノ半額ヲ減ズ但シ公務ノ爲傷痍ヲ受ケ若ハ疾病ニ罹リ又ハ服忌ヲ受クル者ハ此ノ限ニ在ラズ
第八條 朝鮮臺灣樺太關東州滿洲及南洋群島在勤文官加俸令ハ補導ニ之ヲ準用ス
第九條 本令ニ定ムルモノノ外月俸ノ支給ニ關シテハ判任官ノ俸給支給ノ例ニ依ル