樺太鉄道株式会社所属の鉄道は、国鉄東海岸線落合駅から敷香に至る240余キロメートルの私設鉄道である。この路線は、財政等の事情により国鉄代行線として敷設された樺太における交通・拓殖上の重要幹線であり、国防上も重要な使命を持つ。そのため、国有鉄道の運輸系統及び連絡整備の必要性から、昭和15年度に買収することが適当と判断し、その買収代価として交付する公債を発行するため、本法律案を提出するものである。
参照した発言: 第75回帝国議会 衆議院 本会議 第18号