徴集延期者の中には、年齢制限により満40歳で兵役義務が消滅する者が少なくない。支那事変において、既に兵役義務のない者が誤って召集された事例が発生した。該当者は極めて少数だが、これらの者が実際に服役した事実を明確にし、軍人としての名誉を保持させ、功績に対する恩賞の基礎を確立する必要がある。この誤りは遺憾ではあるが、適切な対処が緊要であるため、本法案を提出するに至った。
参照した発言: 第73回帝国議会 衆議院 本会議 第27号