造幣局の工場は長年の使用により改築が必要となり、すでに二回にわたり新営費の予算を計上して新営を行ってきた。しかし、残存工場の一部と庁舎も改築を要し、現在の金庫は庁舎地下室を利用しているため極めて不完全かつ狭隘で不便である。そこで昭和10年度から11年度にかけて、これらの建物および附属設備の新営計画を立てることとした。財源については、一般会計の現状を考慮し、造幣局資金を繰り入れて充当することとしたため、本法律案を提出するものである。
参照した発言:
第67回帝国議会 衆議院 本会議 第9号