鉄道敷設法の別表に3路線を追加する改正案である。大宮・飯能間は八高線や横浜線と共に東京環状線を形成し、国防上の効果と東京迂回による輸送効率化を図る。須崎・窪川間は高知線や土讃線の培養線となり、四国循環線の一部を構成する重要路線である。添田・日田間は炭田や森林の開発、久大線等と連携し、日田阿蘇地方と筑豊工業地帯を結ぶ。これら3路線は地方開発・軍事上の必要性と経営上の利点があり、昭和9年度から着工を予定している。
参照した発言: 第65回帝国議会 衆議院 本会議 第10号