造幣局の工場は明治初年の建造で、数十年が経過し大部分が改築を要する状態となっている。特に溶解・圧延両工場は緊急の改築が必要であり、動章工場も倉庫の一部に仮設備を設けている現状から、新営の必要がある。そのため昭和8年度及び9年度にわたり、工場及び附属設備の新営計画を立てた。財源については、造幣局資金の一部を一般会計に繰り入れて充てることとした。
参照した発言: 第64回帝国議会 衆議院 本会議 第7号