第一次世界大戦後のベルサイユ条約に基づくドイツの賠償金支払いに関する問題を解決するため、ヤング委員会の報告を経て1930年1月にハーグ協定が締結された。この協定により、国際決済銀行が設立され、ドイツからの賠償金受入れと債権国への分配を担うことになった。同協定では、国際決済銀行の資金および投資に対して、条約国は一切の租税その他公課を課さないことが定められており、日本もこの趣旨に沿った法整備を行う必要があるため、本法案を提出するものである。
参照した発言:
第59回帝国議会 衆議院 本会議 第9号