一般会計は帝国鉄道及び各植民地特別会計に対して6,410万900円の債権を有し、一方で治水事業費等の支弁のため預金部に対して7,975万円の債務を有している。このように債権債務を並存させることは歳計を膨張させ、収支の煩雑さを増すだけである。そこで、一般会計の債権を預金部に譲渡し、預金部に対する債務と相殺的に整理することが財政整理上最も適切な措置と判断し、その実行のため本法案を提出するものである。
参照した発言: 第56回帝国議会 衆議院 本会議 第6号