造幣局と鋳造工場は明治元年に香港から移設された帝国最古の工場である。建造から60年が経過し、建物の一部に沈下や亀裂が生じており、大地震が発生した場合、職工や職員の生命に危険が及ぶ恐れがある。そのため政府は改築計画を立て、大正15年から17年までの継続事業として112万3,088円を要することとした。財源は造幣局の資金から充当する計画である。
参照した発言: 第51回帝国議会 衆議院 本会議 第15号