関東大震災により東京・横浜の官庁や銀行の建物が倒壊焼失し、関係帳簿や書類も焼失したため、大正10〜12年度の決算について通常の様式での調製が不可能となった。そのため特別様式による処理が必要となった。また、大正11年度決算は前期議会解散により当特別議会での提出が必要となり、12年度決算は書類焼失により法定期限内の提出が困難となった。そこで11年度決算は本年召集の通常議会へ、12年度決算は来年の通常議会まで提出を延期し、12年度の出納事務完結期限も2ヶ月延長する必要が生じた。
参照した発言:
第49回帝国議会 衆議院 本会議 第4号