東京帝国大学工学部応用化学科の実験室が1923年10月8日に火災に遭い、建物の大部分と設備が焼失した。これにより学術研究と授業に多大な支障が生じているため、早急な回復が必要である。復旧には95万円の経費を要するが、大学特別会計では財源が不足している。そのため、1923年度と1924年度の2年度にわたり、臨時に60万円を特別会計に繰り入れる必要があることから、本法案を提出するものである。
参照した発言: 第46回帝国議会 衆議院 本会議 第35号