立憲政治の進歩発達を阻止する目的で制定された治安警察法は、時代錯誤となっている。政治的活動の自由を男女問わず認めるため、以下の改正を提案する。第一に、政治集会の警察への届出を現行の3時間前から緩和する。第二に、神官僧侶、教育者、学生への政談演説聴講禁止を撤廃する。第三に、屋外集会の届出を12時間前から6時間前に短縮する。第四に、警察官の恣意的な集会解散権限を制限する。第五に、行政処分への不服申立ての途を開く。これらの改正により、国民の政治的権利の発達と立憲政治の進展を図る。
参照した発言:
第45回帝国議会 衆議院 治安警察法中改正法律案外三件委員会 第1号